ドバイ空港 スポッティングガイド

私がドバイ空港で撮影した場所を紹介します。
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 ドバイは今や世界で注目される新興都市であり、その空の玄関を担うドバイ空港は中東最大の空港として、大Emirates軍団のほか中東・アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北米から多数のエアラインが乗り入れている。フレイターも多く、一部謎めいた希少なエアライン・機種も来ている。
24時間空港で日没から日の出までに発着する航空機も多いため、なかなか全てのエアラインを撮ることはできない。

そして問題が2つ

・スポッティングという趣味が認知されていない。

 ドバイに限らず中東のイスラム圏では、白人・モンゴロイドを中心とした「飛行機の写真を撮る趣味」が認知されておらず、空港やその外周で撮影しようとすると大概警察・セキュリティに制止され、たまに連行されることもあるらしい。
バズーカのような望遠レンズを飛行機に向けているのがテロ行為を連想させて不愉快なのだろう。現地の人にスポッティングの趣味を持った人がいないのも大きい。
よって撮影はかなり困難を要する。

 私の場合は@空港のフードコートでは目立たないように数カット撮ったのみ、Aホテルの屋上でもセキュリティに許可を取った上での限定的な撮影だった。

・一年の半分が猛暑で日本の夏より暑い。

 ドバイは北緯25度・砂漠気候の都市で、5〜10月の夏は雨がほとんど降らず毎日猛暑となる。
私が行った5月下旬でもすでに相当な暑さで、朝30℃昼40℃で一日中快晴の空から太陽がジリジリと照りつけていた。
しかもペルシャ湾から海風が吹くと意外と湿度が高くなり、蒸すと不快指数はかなり上がる。

 屋外・炎天下でのスポッティングは体力を奪うので、時期としては11〜4月の暑くない時期のほうがいいかもしれない(ただし冬は稀に雨が降ることがある)。
夏のスポッティングは距離の遠い被写体に陽炎を生じさせてしまうという欠点もある。

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 ドバイ空港はR/W12・30の平行滑走路二本で運用されており、私の赴いた5月は夜〜午前中は陸風でR/W12, 昼〜夕方は海風でR/W30を使用していた。
近い将来フレイター用の別の空港を近くに建設する計画があり、それが完成すると旅客・貨物便を両方は撮れなくなるかもしれない。


@Terminal1 Food court

Terminal1入り口には"Passengers only"としつこく書いてあったが、特に何のチェックもしていなかったのでエスカレーターを上がって奥の大きなフードコートに行ってみた。
ここではサテライト側が全面ガラス張りで、タキシングする飛行機を眺めながら食事することができる。撮影に関しては自分はこそこそと数カット撮ったが、あまり大々的に撮影しているとセキュリティに制止されるかもしれない。
最悪の場合データ消去させられる可能性もあるので、多少の覚悟は必要だろう。

目の前のtaxiwayをタキシングする飛行機やスポットに駐機している飛行機を100-500mmほどで撮ることができる。

・アクセス
Emiratesの発着するTerminal3からはMetro又はターミナル間のシャトルバスで行くことができる(ただしシャトルバスは乗り場が分からなかった)。
@Terminal1 Food Courtからサテライトを見る
Saudi ArabianのE170を450mmで撮影


AHoliday Inn Downtown Dubai

自分がスポッティングできる(かもしれない)ホテルのサイト
(http://www.plane-spotting-hotels.com/Dubai.htm)を見て予約したのがHoliday Inn Downtown Dubaiで、最初のうち6階の自室から撮っていたがガラス越しでありきれいなショットが撮れていないのではないかと思い、ホテルのスタッフに許可をもらってrooftop swimming poolのある屋上から撮らせてもらうことにした。
ただしセキュリティに「今日はもう(撮影を)止めてくれ」と言われたり、一定時間ごとにチェックされるなどそれなりに監視下には置かれていた。

案の定部屋から撮っていた写真はブレているのが多く、屋上から撮った写真が比較的よく撮れていたが、被写体までの距離が遠いのと暑さで陽炎が入ってしまい全ての写真がクリアーに撮れたわけではない。

レンズは400-600mmほど必要である。

R/W12の到着機及びR/W30からの出発機が撮影できたが、訪れた2010年の感じではトラフィックはそこまで多いとはいえず、結構待ち時間が長かった。

上記のサイトには他にもホテルが紹介されているので、そこを予約してスポッティングに挑戦してみるのもいいかもしれない。

右の写真は上の2枚が屋上からR/W30の出発機、下が部屋からR/W12 final方向を眺めたもので、R/W30出発機は全て右から左へ、R/W12到着機は左から右へ行くのが見える。

・アクセス
空港(Terminal1or3)からMetro"Red Line"に乗りAl Rigga駅で下車、徒歩3分ほど。
ホテルの近くに小さな商店がありミネラルウォーター他を買うことができる。
ホテルのレストランの他にも近くのAl Rigga Road沿いに多数の飲食店などがあり治安は悪くないので、食事・買い物もできるだろう。
AHoliday Inn Downtownの屋上よりR/W30出発機を見る
R/W30を離陸するAirlines400のIL-76を600mmで撮影
ホテルの部屋よりR/W12 final方向を見る

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