ヨハネスブルグ旅行記


このページでは、ヨハネスブルグに行った際のオフショットをコメントとともに紹介していきます。


1日目、カタール航空の深夜便に乗り関空から経由地のドーハへ。
機種はA330-200。
機内は日本人のツアー客が多く満席だった。

深夜0時過ぎに離陸したのに到着する11時間後まで夜が明けず、いきなりのロングフライトにちょっとうんざり。。
ドーハ空港は成長著しいカタール航空のハブ空港で、30機ほど停まっていた飛行機の9割以上がカタール機。
乗り継ぎ客のほうが多く、トランジットは人でごったがえしていた。

カタール航空の成長に伴い急に客が増えたが免税店はそれに追いつかず貧弱で、新ターミナルの建設が急がれる。
スポットは全て沖止めでバスでの移動だった。
ドーハ-ヨハネスブルグ便のゲートに並んだときに日本人、というか韓国・中国人含めモンゴロイドが誰もいないことに気づき「すごい所に行くんだな」と実感(汗)。
客は白人(8割)と黒人(2割)と黄色人種(1人)でこの便も満席だった。
先ほどよりちょっと大きいA330-300でヨハネスブルグまで8時間半。

ようやくディセントが始まり眼下に南アフリカの大地が広がる。
意外と緑が多いのに驚いた。
これなら穀物や野菜も取れそうだ。
ヨハネスブルグ空港へ到着。
この時点で関空を出発してから21時間も経っていた。
距離にすれば1万5000km、思えば遠いところに来たもんだ。

空港の一角にはロゴを落とされた一世代前の飛行機が大量にストアされていた。
この空港は周辺の国を含めての整備の一大拠点になっているようだ。
ヨーロッパやアフリカからやってきた飛行機が羽根を休めるエプロン。
到着時から晴れていてラッキーだった。

このあと帰途に着く三日後までずっと晴れていた。
ずっと雨男だった自分だが苦節30年、ようやく労が報われてきたようだ…(笑)。
怪しげなIL-76の姿も。
翌日は、RWY03R FINAL付近にある"Birchwood Executive Hotel"の敷地から到着機をスポッティング。
中央に見えるのは到着機で、その向こうが滑走路。
このホテルからは午前中を中心に到着機がとても綺麗に撮れ、絶好のロケーションだった。

ホテルのフロントも「歩いて外に出ることはお勧めしない」という治安の悪いヨハネスブルグ。
実際ホテルも高い塀によって囲まれていて、入り口にはゲートと警備員の姿が。。

ガラス越しになる展望デッキより撮影条件はよく、もしヨハネスブルグへ撮りに来るならお勧めのホテル。
ホテルは平屋及び二階建てのコテージが並ぶという珍しいスタイルで、フロントのある建物から客室までゴルフ場にあるキャディーカーのような車で移動するユニークなものだった。

滑走路の延長線にあまりに近いため、高い建物が建てられなかったというのがこのようなスタイルになった理由だろうか。
ホテルは緑が多く、多くの黒人の従業員によって手入れが成されていた。
中央の木の右に薄くしみのように見えるのが到着機。
日中ずっとホテルでスポッティングしていたので、昼はルームサービスを頼んだ。
イギリスに行ったことのない自分だが、このフィッシュ&チップスと付け合わせの野菜のおいしかったこと!

南アフリカは白人文化の美食の国と聞いていたが、納得した。
歩いて外に出ることができなかったので、夕方シャトルで空港のスーパーへ買い物へ。
"Salmon Collection"のような寿司を見つけ、ホテルに持って帰って食べてみた。
米がインディカ米ではないけれど何か日本のお米と違い違和感があったが、久しぶりのお米とサーモンの美味さに満足。
翌日は空港の展望デッキに張り付くことになった。
展望デッキはガラス張りで写真を撮るとブレたり弊害が多少あったが、短焦点で正面であればきれいに撮ることができた。

思いのほか黒人のギャラリーが多く、大勢でスワヒリ語でしゃべっていた。
夕方になるとこんな感じ。
展望デッキは滑走路の西側にあるので、この場所は昼から夕方にかけて順光になる(朝はひどい逆光)。

展望デッキは3ヶ所あるが、このもっとも北側の国際線ターミナルにある方が、国際線の飛行機が間近を通り自分的にはよかった。
空港のレストランに入り、タンドリーチキンをオーダー。
インディカ米のピラフにオニオンフライもおいしかった。

これとビールで\1,000しないわけだから、南アフリカの物価はやはり日本より安い。
(まぁ、円が強いというのもあるのだが…)
翌朝、ヨハネスブルグを発つために空港へ向かう。
近郊はこんな感じ。
歩道は仕事場へ向かう黒人で長い列ができていた。
これでも職に就けているだけまともな人たちだろう。

職に就けずにあぶれてしまっている黒人が、ダウンタウンを中心に犯罪を犯してしまっているのだ。
カタール航空のいるゲートへ向かう。
TAPポルトガル航空のしっぽが画面左に写っている。
TAPの塗装はかなり好きだったのでぜひ撮りたかったのだが、この時までお目にかかることはできなかった。

この後TAP機が見えるところまで移動してみたが、ケータリングの車が横付けされていて満足のいく写真はやはり撮れない。
カタール航空の飛行機に乗り込む。
機材は到着時と同じA330-300。
飛行機は今回も満席。
写真奥には元My TravelのDC10らしき機体も見える(ひょっとして元UTAのDC-10??)。
空路ドーハへ。
タンザニア及びケニア上空では、眼下に広大なサバンナが広がっていた。
ここで機内食シリーズ。

帰りのヨハネスブルグ-ドーハ間ででてきた昼食。
メインは白身魚のクリームソースにフライドポテト・にんじん・ズッキーニ添え。

ヨハネスブルグで積んだ機内食だけあって、とてもおいしかった。
パンを別個で温めてくれるのも嬉しい。
帰りのドーハ-関西間は午前1時5分発の深夜便(A330-200)。
離陸後出てきた軽食はポテト入りのオムレツとウィンナー。

このフライトはツアー客と重ならなかったためとても空いていて、終始リラックスして乗ることができた。

ドーハを離陸直後、湾岸にいくつもの高層ビルが建設中の姿を見た。
その30分後に通過したドバイの夜景も凄かった。
中東のこれらの都市は急速な発展を遂げているようだ。
関空到着前に出てきたランチは、牛肉のソテーのマッシュドポテト・にんじん・ブロッコリー添え(パンももちろん温かい)。

こうして食べてみると、カタール航空の機内食は一定の水準以上を行くものだと感じた。


今回は前回の香港と比べ移動距離がとても長く、片道20時間以上かかる大移動となった。
しかも現地には黄色人種が誰もおらず、まさしくawayな世界…。
その中でも飛行機は定刻に発着し天候にも恵まれ、つたない英語ながらも最低限のやりとりをこなすことができた。
無事写真も撮ることができ、現地の人と言葉を交わしたり貴重な経験も…。
次回はもう少し英語がしゃべれるようになると…いいかな?

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